青紙二号鋼(あおがみにごうこう)、またはブルーペーパースチール#2は、高級包丁メーカーや伝統的な日本の鍛冶職人の間で広く使用されている人気の鋼材です。白紙鋼をベースに、タングステンやクロムを加えることで、優れた刃持ち、鋭さ、そして靭性を実現しており、白紙二号鋼よりも耐久性に優れています。硬度はHRC61〜63と高めですが、それでも比較的研ぎやすいのが特長です。牛刀、菜切り包丁、柳刃包丁などに多く使用されています。また、使用するうちに自然な錆び(パティーナ)が形成されることで、刃を錆から守る役割も果たします。