ZDP-189鋼は、炭素を3.0%含み、加えてクロム、タングステン、モリブデンを含有する超高硬度の鋼材で、硬度はHRC64〜67にも達します。非常に優れた刃持ちを誇り、頻繁に研がずに済ませたい方に最適です。炭素量が非常に高いにもかかわらず、約20%のクロムを含むため、良好な耐食性も備えています。ただし、研ぎは非常に難しく、高品質なダイヤモンド砥石やセラミック砥石が必要です。また、鍛造が難しい鋼材のため、ZDP-189は主に高級包丁や限定モデルに使用されることが多いです。最高の切れ味を求め、丁寧なメンテナンスを惜しまない熟練ユーザーにとって理想的な鋼材です。