ZA18

ZA18鋼は、VG10よりもさらに高い硬度と刃持ちを実現するために開発された鋼材で、硬度はHRC60〜62です。切れ味が長く持続し、刃こぼれもしにくいため、長時間のカット作業に適しています。ただし、AUS10に比べると研ぎにくいという特性があります。ZA18は、ダマスカス模様のクラッドや三枚構造（三枚打ち）と組み合わせて使用されることが多く、美しい見た目の包丁に仕上がります。その分コストが高いため、使用される包丁のモデル数は限られていますが、採用されている場合は主に牛刀（ぎゅうとう）、菜切り（なきり）、三徳（さんとく）、筋引き（すじひき）などに見られます。